■ 民美講師によるコラム - 020
2009/01
「憲法九条への思い」 根岸君夫

私が9才(国民学校4年生)のとき、太平洋戦争が終わった。
それ以後、世の中が全く変わり、混乱と物不足の中でも開放感と自由さを貴重に感じた。
そして、翌年には新しい日本国憲法ができ、「平和」や「民主主義」をかけがえのないものと心に受けとめた。
日本という国は、そうした理想を掲げながら、為政者によって、それへの逆行が重ねられ、現今に至っては改憲が公然と唱えられ、とりわけ、不戦をうたった九条が標的にされている。
“人類の叡智の結晶といえる九条を変えてはならない”その思いを込めて、この自画像を描いた。
背景に「九条の会」のポスターを入れたのは安直な手法といえようが、その理念とともに自分は絵を描いてゆくという決意の確認として、敢えておこなった次第である。

人体基礎コース講師 根岸君夫
作品:「自画像(戦後60年に・・・)」
column020.jpg